公開日 2018年05月01日
最終更新日 2018年07月31日
認知症のもの忘れとは
認知症は脳の障害により、これまで培ってきた記憶や思考などの能力が徐々に低下し、日常生活に支障をきたした状態です。
認知症は1つの病気の名前ではなく、障害の原因により、たくさんの種類があります。
誰でも高齢化にともない、もの忘れをするようになりますが、加齢によるもの忘れは「一部を一時的に忘れる」のに対し、認知症では「まったく記憶にない」ので思い出すことができません。
例えば、食べ終えた皿が自分の目の前にあれば、何を食べたのかを思い出せるものですが、認知症では自分が食べたこと自体が記憶になく思い出せません。
加齢によるもの忘れと認知症の違い
加齢によるもの忘れ
- 出来事の記憶の一部が欠ける
- ヒントを出すと思い出せる
- 年次や日付、曜日を間違えることがある
- 顔はわかるが名前を思い出せない
日常生活に大きな支障は出ない
認知症によるもの忘れ
- 忘れていることを自覚できない
- 出来事の記憶が丸ごと消える
- ヒントを出しても思い出せない
- 年次や日付、季節がわからなくなる
- 道具の使い方を忘れる
日常生活に支障が出る
※あくまで目安であり、当てはまらない人もいます。