公開日 2018年05月01日
最終更新日 2018年07月31日
要介護状態を招く「老年症候群」に要注意!
高齢になるにつれて、病気だけでなく、衰弱(脆弱)や転倒・骨折、関節疾患、認知症など、高齢期特有のトラブルが増えてきます。
これらを総称して「老年症候群」といいます。
介護が必要となる原因の半分ほどを、この老年症候群が占めています。
要介護状態を招いた原因
■ 脳血管疾患
■ 高齢による衰弱
■ 転倒・骨折
■ 関節疾患
■ 認知症
■ その他
出典:平成25年国民生活基礎調査
老年症候群を防いで介護予防
老年症候群の症状としてとくに注意したいのが、運動機能の障害によるロコモティブシンドローム(運動器症候群)、必要な栄養を摂取できないことからくる低栄養状態、食べものをかんで飲み込む口腔機能の低下、そして認知症などです。
これらの状態が関係しあって衰弱への悪循環をたどりがちです。
最近では、加齢による筋力や活力などの脆弱な状態を総称して「フレイル」と呼んでいます。
これまでは老化現象として「仕方ない」と思われてきましたが、最近ではこの状態を改善することが可能なことがわかっています。
介護が必要となる状態を防ぐためには、フレイル、そして老年症候群を予防することが重要なのです。