閉じこもりを予防しましょう

公開日 2018年05月01日

最終更新日 2018年07月31日

家の中から家の外へ、少しずつ生活空間を広げる工夫を

閉じこもりがちな生活は要介護状態を招きやすい

閉じこもりとは、寝たきりなどではないのにもかかわらず、一日のほとんどを自宅から出ないで過ごす状態のこと。

閉じこもりそれ自体は病気ではありませんが、閉じこもりがちな生活が、高齢による衰弱、転倒・骨折などの生活不活発病を招き、やがて要介護状態へと移りやすいので注意が必要です。

閉じこもりがちな人がもつ危険因子

閉じこもりが原因で、運動機能が低下したり、認知症が進んでしまったり。あるいは、低栄養状態による体力の低下やうつが原因で閉じこもりになっていたり……。
このように、閉じこもりがちな生活をしている人は、要介護状態を招く危険因子をいくつも合わせ持っていることがあります。
近年の調査からは、閉じこもりの人のうち1割以上の人が、1年後には要介護状態になったり死亡しているというデータも出ています。

閉じこもりは、認知症・うつ状態や、運動器の機能低下・低栄養・口腔機能の低下と相互に関連しています

生活空間を外へ広げていきましょう

あなたの日中の過ごし方を思い浮かべてみましょう。どこで過ごす時間が長いですか?
もしも自室にいることが多いなら、掃除や料理など家庭の中で自分の役割を増やしてみる、買い物や散歩など外に出る時間をつくってみる、地域の健康づくり教室に参加してみる……と、少しずつ生活空間を広げていきましょう。
家の中から家の外へ、地域へと生活空間を広げることが、心身の機能を向上させることにつながっていきます。