食べることを大切にしましょう

公開日 2018年05月01日

最終更新日 2018年07月31日

おいしく、楽しく食べて、健康に

介護予防の基本は「食べること」

老化を防ぎ、活力ある生活を送るためには、とくに体をつくる大事な成分である「たんぱく質」と、体を動かすために必要な「エネルギー」を、毎日の食事から十分にとる必要があります。
「食べること」によって、毎日、必要な量のたんぱく質とエネルギーがとれていると、筋肉や内臓のたんぱく質が保たれて、身体機能や生活機能が維持されるとともに、病気にかかりにくくなったり、回復も早くなります。

また、朝、昼、夕と規則正しく食事をとることで、体のリズムが正常に保たれ、高齢者が悩まされがちな睡眠や便通のリズムも整います。

体重のチェックで栄養が足りているかがわかります

食べる量の増減は、なかなかご本人ではわからないものです。
体重の変化がエネルギー摂取量の過不足の最もよい指標となります。
起床後、入浴時など、定期的に体重測定しやすい時間を決めて量りましょう。
体重の減少や増加が続くような場合には、病院受診時などに相談してください。

体重の減少が続く場合

  • 食事の量や内容の不足、脱水症のおそれがあります。
  • 消化・吸収能力の低下や、病気や薬の使用が影響していることもあります。

体重の増加が続く場合

  • 食べ過ぎ・飲みすぎなど、不適切な食事が疑われます。
  • 病気や薬の使用によるむくみでも体重が増加します。
  • 食事内容の大きな偏りや、大きなストレスとなる出来事も影響します。