口腔機能を向上させましょう

公開日 2018年05月01日

最終更新日 2018年07月31日

口を健康に保つことが全身の健康につながります

元気で楽しい生活のためには口(口腔)の機能が大切です

口は食べる、話す、表情を豊かにするといった、元気で楽しい生活を送るために非常に大切な機能を持っています。
「固いものが食べにくくなった」「むせやすくなった」「口が渇く」といった心当たりがある人は要注意。これらは、口腔機能の低下の危険信号です。

口に問題を抱えていると、食事がおいしくとれなかったり、口臭が強くなり、体を動かすことや人と交流することに消極的になってしまったりと、生活全体が不活発になりがちです。
口腔機能を向上させることが、いきいきとした暮らしの第一歩です。

毎日の口の手入れで低栄養状態、肺炎を予防

歯や入れ歯を毎日ていねいにみがき、舌や口の中全体をきれいにしましょう。
口の状態がよくなると、食べ物をしっかりかみ、飲み込むことができ、低栄養状態の予防につながります。

口の手入れは、高齢者に多い「誤嚥性肺炎」を防ぐためにも大切です。
これは、飲み込む機能が衰えたために、口の中の細菌を含んだだ液や食べかすなどが誤って気道に入り(誤嚥)、肺に吸い込んでしまうことで起こる肺炎です。
お口の手入れをして、口腔機能を高めることは、飲み込む機能を回復させて誤嚥を防いだり、口の中をきれいにして、細菌の繁殖を減らします。

このように、口の手入れは元気で楽しい生活のかなめとなります。
うまく手入れができないときには歯科医や歯科衛生士などに相談するといいでしょう。