公開日 2018年05月01日
最終更新日 2018年07月31日
転ばないような環境づくり、体づくりを
転倒・骨折は要介護の原因に
転倒・骨折は要介護状態になる大きな要因です。
特に太股の付け根(大腿骨頸部)の骨折は、骨折者の約4割が要介護状態や寝たきりになっています。
また、骨折しなくても、転倒した人は外出を控えやすいという調査結果もあり、転倒は生活機能の低下につながりやすいのです。
どんなところで転倒しているのか
高齢者が転倒する場所で圧倒的に多いのは、住み慣れた自宅、とくに「居室」で、自宅での転倒全体の7割以上を占めています。
次いで「廊下・通路」「階段」と続きます。十分に覚醒しないまま、薄暗い場所を移動して転ぶ、という光景が浮かんできます。
転倒予防・防止の方法は?
まずは転倒しにくい環境をつくることが大切です。
環境整備の例
- 床や足もとに新聞など、ものを置かない。
- スリッパなど転びやすいものははかない。
- 部屋と部屋の間の段差やカーペットなどのまくれに注意する。
- 夜は足元を明るくする。
など
また、運動器の機能向上のための体操やロコモ体操で足腰をしっかりすることで転倒しにくい体をつくることも大事です。