がんばりすぎない在宅介護のコツ

公開日 2018年05月01日

最終更新日 2018年07月31日

責任感をもつのは大切なことですが、「完璧な介護」を目指す必要はありません。

肉体的にも精神的にも「がんばりすぎ」は長続きしません。
結果的に、介護者の心身の疲弊が虐待などの悪影響を及ぼしてしまうことにもなりかねません。

介護は日常生活の一部です。

過度な責任感で自分を追い詰めるのではなく、気楽に気長に構えてのぞみましょう。
介護者の心の余裕は要介護者にも伝わり、お互いの信頼や安心感にもつながります。

介護者の負担を軽くするポイント

各種サービスを利用する

介護保険をはじめ各種の介護サービスを利用しましょう。
負担が軽くなるだけでなく、より効果的な介護が期待できます。

プロに相談する

疑問や問題は、ケアマネジャーなど専門家に相談しましょう。
適切な指導や行政サービスなどの紹介がしてもらえます。

介護しやすい環境をつくる

介護に適した住宅改修や、福祉用具の利用によっても介護者の負担は軽減できます。
同時に、要介護者の行動範囲も広がります。

介護者同士の輪を広げる

家族会に加わるなどして介護者同士の輪を広げましょう。
情報交換だけでなく、悩みの共有が心の負担を軽くしてくれます。

みんなで支えあう

介護の負担が誰か一人に集中しないように、みんなが自分でできることを探しましょう。